宮部みゆき『レベル7』


 多分今までに10回以上は読み返してると思うんだけど、また読みたくなっちゃった。

レベル7(セブン) (新潮文庫)

レベル7(セブン) (新潮文庫)


 記憶喪失になり、手掛かりも全て消された男女と、その周囲の人々の4日間を描いた本です。

 実は実際に起きた2つの大事件を下敷きにして書いてあるのですが、使い方がうまいなーと思います。

 宮部作品の魅力は、「こういう人いるいる!」と思わせる登場人物の描き方と、彼らのいきいきとした会話文だと勝手に思ってるんですが、
この作品でもこれぞ宮部節というような場面がたくさん出て来て嬉しくなっちゃいますわ。