セイブ・ザ・ラストダンス2

　いきなりですが、コロンバス・ショート良いねー！！完全にファンになってしまいました（←簡単すぎ）。「ストンプ・ザ・ヤード」、劇場に見に行けばよかったー。「This Christmas」*1は日本公開無さそうだし･･･。「ブロック・パーティー」みたいに1、2年後にいきなり公開されるケースもあるけど、可能性は薄そう？？Usherの「In The Mix」ですら音沙汰ないし。DVDの発売を期待するしかないかなぁ。

セイブ・ザ・ラストダンス2 [DVD]

話題の映画「セイブ・ザ・ラストダンス」の続編はニューヨークへと舞台を移し、サラはジュリアードで学び、夢の実現へ一歩近づいている。そんな彼女は自分の進路について、今まで学んできたクラシックバレエに懸けるか、流行のヒップホップ・シーンへの打ち消しがたい情熱を選ぶか、どちらにすべきか決断を迫られている。彼女が従うべきアドバイスは、知的でセクシーなミュージシャン、マイルス・サルタナか、厳格な教官モニーク・デラクロワか？最新のホットなヒップホップや、大人気R&Bシンガー、ニーヨも登場。情熱とヒップホップと自分の世界を見つけ出すことを描く、待望の続編。

　前作とはキャストもストーリーも全て変わってしまっていて、最初は少し寂しかったです。デレクについては、「彼とは自由な関係でいることに決めた」「束縛したくない」というごく簡単な説明があっただけでしたね･･･。前作で「彼がいなきゃダメなの！！！えーん」と泣いてたサラは何処へ。まぁ都合上しょうがないですけど。新しいサラ役はイザベラ・マイコさん。この方が素晴らしかったです。前作のジュリア・スタイルズのふてぶてしい感じも合ってましたが、イザベラ・マイコさんはもうちょっと成長して大人になった、女性らしいサラという感じですごく素敵でした。バレエもダンスもお上手だったし。

　前作では異人種間の恋愛ということに主題が置かれていて、「いつも、優秀な黒人の男を白人の女が奪っちゃう」（byデレクの姉）というかなりドキッとする台詞なんかもありましたが、今回の続編でも白人であるサラとアフリカ系であるマイルスが惹かれあうもののそれはあくまで結果的にそうなっただけという描写でしたね。それでも、マイルスがなかなかサラに言い出せない「秘密」の内容に、前作の主題が象徴されていた*2のかも･･･というのは深読みのしすぎでしょうか？

　内容的には、前作よりもさらに安心して観ていられる話（予定調和ともいう）になっています。ストーリーを楽しむならオリジナル、ダンスやバレエシーンを楽しむ（あとジュリアードを目指してる人とか）なら続編を、という感じ。そうそう、Ne-Yoが出てます。*3「台詞のあるシーンは一瞬で終わるよ」と聞いてはいましたが、本当に一瞬だった（笑）。ものすごいチョイ役。R&BとかHiphopが好きな人じゃないと気づかないのでは。知らない人が観たら、「あらこの役者さん歌も歌えるの？すごいねー」くらいにしか思わないでしょう。「ストンプ〜」ではどんな感じなんだろう。

　映画の内容でちょっと気になったのですが、ジュリアードには本当に「ヒップホップ論」なんていう講義があるの･･･？ちょっと前にジャズ学科が出来て話題になってましたが･･･。

*1:私のパソコンの現在のスクリーンセーバーは「This Christmas」です。映画公式サイトはコチラ。

*2:ネタバレ寸前

*3:Ne-Yoが出ていたり、VIBE誌が出てきたりと、さすがMTVというかなんというか。