J. Holiday『Back of My Lac'』


最初に'Bed'を聴いたとき、そしてビデオクリップでの彼の印象では、なんだか柔和そうな、おっとりしていそうな感じの人だと思っていたのですが、歌詞での意外なサグぶり(笑)に驚きました。お父さんのエピソードなんかを読むと、苦労人だったんですねぇ。

で、日本盤の解説にもある通り、「アルバム一枚で自らの世界観をしっかり伝えて」くるタイプの作品ですね。一回聴き終わると、もう一回再生ボタンを押したくなる・・・ランダム再生無しでね。「シャッフルすんなよ!」とJさんに言われてるような気がして・・・(←気のせい)。で、どんどんハマッていく"するめ"アルバム!Sean GarretもRodney Jerkinsも空気を読んだ仕事ぶり。ダンサブルなトラックは'Be With Me'、'Without You'、'City Boy'(←この曲面白い!ロックぽくもあり、ブルージーでもあり、ボーカルも複雑でクセになる)くらいかな?心地良いミッド〜スロウで占められています。

注文をつけるとしたら、もうちょっと歌い上げてほしかったかも。バラード専門みたいなシンガーにはなって欲しくないので・・・、俺はアップもバリバリ歌えるぜ!っていうのが聴きたかったです。でも、そういう声質じゃないかな・・・。まぁ、あくまで個人的な感想です。あと、ブックレットが読みづらい!クレジットの文字小さすぎ、歌詞も読みにくいよ〜。

そうそう、気になる'Bed'を巡るThe-DreamさんとChris Brownくんの醜い争いについては、自分よりも先にChrisが聴いたけれど「最初に聴いたときに"俺の曲だ"と思った」そうですよ。そして、「今、業界で肌の色が薄いのは俺とクリスしかいないから、力を合わせたらかなり強力だと思うけど、もう仲良くしてくれないかもね」とも。そういうばこの2人って、無理に肌の色を暗めに見せようとしてませんよね。まぁクリスくんの場合は、それが最大の武器になるっていうのを分かってるんでしょうけど。ライトスキン同盟、なるか。