ドリームガールズ感想 続き


 昨日書いた感想の続きです。

 素晴らしかったジェニファー・ハドソンなのですが、一つ気になる事がありました。口パク(lip sync)が出来てない!笑。かの「ブルース・ブラザース」でジョン・ランディス監督が「アレサ(フランクリン)は同じ曲を二度同じようには歌えない歌手だから、完全にリップシンク出来ていないんだよ」と言っていたのを思い出して、ニヤニヤしちゃいました。ジェニファー・ハドソンもその手のタイプなのかも。

 ジェイミー・フォックスのやり手プロデューサーぶりとそれ故次第に孤立してしまう姿には、時代が何を求めているかが分かる人は一方ですごく嫌われてしまうという万国共通の人間の心理みたいなものを感じました。が、私はどうしても彼を憎めなかった・・・だってジェイミー・フォックスかっこいいんですよ(←そこ?)。本当に。

 それからやっぱり考えてしまうのは、「ビヨンセはどんな思いでこの役を演じていたんだろう?」という事。Destiny's Childで同じ様な事を経験しているっていうのを知ってる人が多いと思うし。パパ・ノウルズに嫌気がさして二人のメンバーが辞めたり、ソロ活動に伴って活動休止したり、再開後すぐに解散したり・・・。自分の体験とオーバーラップする部分も多かったんじゃないかなぁなんて邪推してしまいます。まぁ本人にしかわからない事ですけどね・・・。

■追記■
 割と早い段階から「これモータウンサウンドじゃないでしょ!?」というような曲調に変わってしまうのが残念だったなぁ。「君はディスコの女王だ」なんてセリフも出てきたし。エンドクレジットで初めて知ったんですが、音楽はUnderdogsが担当してたんですねー。妙に現代的なサウンドだと思ったら、納得。

 それから、皆さん微動だにしないで鑑賞してましたけど、私はどうしても身体を揺らしたい衝動が抑えきれずに小さく揺れてました。映画の中の観客と一緒に拍手しそうになったり・・・。怪しい人だったかなぁ。